名目賃金と購買力評価基準賃金に続き、最低賃金も韓国が日本を追い越した。 来年の韓国の最低賃金は日本で最低賃金が最も高い東京を初めてリードする。
2023年の韓国の最低賃金は9620ウォンで、今年より5%上がる。 5日の為替レート(100円=960ウォン)を適用すれば1002円だ。 日本の来年(2022年10月~2023年9月)の平均最低賃金は961円で、韓国より41円低い。 日本のKOTRAである日本貿易振興機構(JETRO)は9月報告書を通じて「文在寅政府が5年間、最低賃金を6570ウォンから9160ウォンに41.6%引き上げた影響」と分析した。
日本は47広域地方自治体別に最低賃金が違う。 最低賃金が全国的に同じ韓国との最も大きな違いだ。 日本で最低賃金が最も高い地域は東京だ。 東京の来年の最低賃金は1072円で、韓国より70円高い。
しかし、日本にない週休手当てという制度を適用すれば、状況が変わるとJETROは説明した。 週休手当ては1週間に15時間以上働く労働者に1日分の手当てを追加支給する制度だ。 同制度によって、15時間働く韓国の労働者は15時間分ではなく、20%を加算した18時間分の賃金を受け取る。
週休手当てを反映した韓国の実質的な最低賃金は9620ウォンより20%多い1万1544ウォン(約1202円)になる。 東京の最低賃金より130円高い。 韓国で1人当たりの所得が最も低い済州のコンビニで週15時間以上働くアルバイト生の時給が東京より高いわけだ
ただ、韓国の労働生産性は給与引き上げ速度を追い出せずにいる。 2020年、韓国の時間当り労働生産性は43.8ドルでOECD38加盟国の中で32位だった。 OECD平均(59.4ドル)を大きく下回った。 労働生産性が低いことで悪名高い日本でさえ、時間当たりの労働生産性(49.5ドル)は韓国より高かった。
韓国の賃金水準がすべての部門で日本をリードしたのは、韓国の給与が着実に賃金が上がったりもしたが、日本の賃金が長い間停滞したためがさらに大きい。 経済協力開発機構(OECD)によると、2020年の日本の平均賃金は424万円(購買力平価基準)で、35の加盟国のうち22位だった。
1位の米国の平均賃金を円に換算すれば763万円で、30年前より1.5倍増えた。 韓国は1.92倍、OECD平均も33%増加した。 一方、日本の平均賃金は30年間で4%増に止まった。
賃金が上がらなかっただけでなく、実質所得はむしろ減った。 20代前半の会社員の給与水準を100にした時、30代前半の給与水準が1990年は151.0だった反面、2020年は129.4に減少した。 1990年には会社員になってから10年間働けば給与が51%増えるが、2000年には29%しか増えていないという意味だ。 日本経済新聞が厚生労働省の賃金構造基本統計調査データを基に分析した結果だ。
第一生命経済研究所の調査でも、2020年の20代独身男性の実質仮処分所得は平均271万6000円で、1990年(318万7000円)より15%減少した。 30年間給与が4%上がる間、健康保険と国民年金など社会保険料負担額は29万4000円から49万8000円に増えたためだ。
26~40歳の日本人会社員の平均仮処分所得は約350万円(約2万6000ドル)で、米国(5万ドル)の60%にも及ばなかった。 G7最下位だった。
2011年5万3189ドルだった日本の名目賃金はわずか4年後の2015年3万4347ドルで35%減った。 人為的に円安を図ったアベノミクス(安倍晋三元首相の大規模景気浮揚策)の影響で、1ドル=75円から110円台に急落した影響だ。 日本人の給与水準がどれほど悪くなったかを示す端的な事例だ。
今年に入って世界的に物価が急騰し、賃金も大幅に上がっている。 日本は物価が上がっても賃金が追いつくとは期待し難いことが分かった。 ゴールドマンサックス証券は1982~2020年までの40年間のデータを基に企業がどんな条件で勤労者の給与(基本給)を上げるのかを分析した。
企業は物価が上がる時ではなく、成長が予想される時に給与を上げることが分かった。 今後5年間、期待成長率が1%上昇すれば、給与は0.6%上昇した。 反面、物価が1%上がっても給与は0.1%ポイントしか上がらなかった。 ゴールドマンサックスの馬場直彦首席エコノミストは「成長に自信がなければ企業は固定費になる賃金(基本給)を上げない」と説明した。引用元記事:https://is.gd/gl2x00
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以下韓国の反応
以下ネイバーからの反応です。
1:韓国の反応
週休手当てをなくしてください。 時給は時給で1万ウォンで、それに週休手当てまで支給しなければならないのでとても大変
2:韓国の反応
生産性によって賃金を上げるのが正しいが、生産性はoecd最悪だが、賃金だけが高いということは、その残りの費用を企業に転嫁するということだ。このような状況で、前政権が経済再生を主張しているのはあきれることだ。
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