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新幹線なのに東京→大阪9時間…2日で完売した魅力は【異世界東京】
夜10時に東京出発、朝7時前に新大阪到着
途中で6時間停車…ホテルの代わりに列車で一夜
終電より遅く出発するが、始発より早く到着
一般新幹線と似た価格…宿泊費節約の利点
東京から大阪まで9時間近くかかる「遅い新幹線」が、8日に初運行に乗り出した。最も速い列車なら2時間20分台で走破する区間だ。同じ距離を移動するのにほぼ4倍の時間がかかるが、チケット価格は一般新幹線と似ている。それにもかかわらず、用意された502席は販売開始から2日で完売した。
この列車の魅力は、「移動」と「宿泊」を組み合わせた商品である点にある。夜遅く東京を出発し、列車の中で一夜を過ごして、翌日早朝に新大阪に到着する。既存の新大阪行き最終列車より遅く出発しながらも、翌日の始発より先に目的地へ到着することも利点だ。遅い時間まで東京での予定をこなした後、わざわざホテルに泊まらず大阪へ移動しようとする需要を狙った列車だ。
ディズニーの花火を見て大阪へ
鉄道会社JR東海は8日午後10時、東京駅から新大阪駅へ向かう新幹線特別列車「東海道ルミエールエクスプレス」を運行した。列車は翌日午前6時59分、新大阪駅に到着した。東京〜新大阪区間を8時間59分かけて移動した計算だ。
日本経済新聞は「高騰する宿泊費を節約しようとする旅行客を狙った商品」とし、「502席が2日ですべて売れた。当日は461人が乗車した」と伝えた。
日本の鉄道専門メディア、鉄道コムは、運行当日午後9時30分を過ぎると、東海道新幹線のホームに乗客たちが姿を見せたと伝えた。ルミエールエクスプレスは出発10分前の午後9時50分ごろ、東京駅19番ホームに入った。
鉄道コムは「夜行列車のような新しい列車なので鉄道ファンが多いと思ったが、そうではない利用者もかなりいた」とし、「旅行を終えて帰る人や、ライブなどのイベントを見てきたとみられる人が多かった」とした。
日経新聞は、旅行用キャリーケースやボストンバッグを持った旅行客、子どもと一緒に来た家族などが列車に乗り込んだと描写した。東京ディズニーリゾートから帰る途中にこの列車を利用した京都府在住の女性、33歳は「終電を心配せず、閉園直前の花火まで楽しむことができた」と笑ったと同紙は伝えた。
今日出発、明日到着する列車
車両は東海道新幹線の最新型N700Sではなく、一世代前のN700Aだった。JR東海側は車両運用上の事情によるものだと説明した。
N700Sはすべての座席でコンセントを利用できるが、N700Aは普通車すべての座席にコンセントが設置されているわけではない。今回は窓側席だけを旅行商品として販売したため、充電面では大きな差はなかった。
列車は午後10時ちょうどに東京駅を出発した。東京〜新大阪を最も速く結ぶ列車「のぞみ」のように、品川駅と新横浜駅に停車し、追加の乗客を乗せた。乗客たちは京都駅と新大阪駅で降りることができた。編成された16両のうち6両は女性専用車両として運営された。
車内アナウンスは一般新幹線と少し違った。列車名を直接言及した後、「次の停車駅である岐阜羽島には午後11時43分、京都には明日午前6時44分、終点新大阪には午前6時59分に到着します」と案内した。
「明日」という表現は、一般の東海道新幹線ではなかなか聞くことのできない単語だ。通常は日付をまたがず、その日のうちに運行を終えるためだ。
この列車の価値は速度ではなく、出発・到着時間にあった。東京駅から出発する新大阪行きの最終列車は午後9時24分だ。これに乗り遅れれば、翌日午前6時発の始発を待たなければならない。始発が新大阪に到着する時間は午前8時22分だ。
ルミエールエクスプレスは最終列車より36分遅い午後10時に出発しながらも、始発より1時間23分早い午前6時59分に新大阪へ到着する。遅い時間まで東京で旅行や公演などの予定を終えた後、別途ホテルに泊まることなく、そのまま大阪へ移動できる。
ベッドの代わりに椅子を倒して一夜
列車は午後11時30分を過ぎて名古屋を経由した後、岐阜羽島駅へ向かった。午後11時45分ごろ岐阜羽島駅に到着すると、向かい側のホームでJR東海の職員たちが特別制作した看板を持って手を振り、乗客を迎えた。ここで列車は翌日午前6時20分ごろまで、約6時間半とどまった。
到着直後、約30分間列車のドアが開いた。乗客たちはホームに出て体をほぐしたり、列車を背景に写真を撮ったりした。午前0時を過ぎた後、ドアが閉まり、本格的な「就寝時間」が始まった。
寝台特急のようにベッドや宿泊用客室があるわけではない。乗客たちは一般新幹線座席の背もたれを後ろに倒して眠りについた。
実際に列車に乗った鉄道コムの記者も、N700A普通車で眠った。記者は「リクライニング角度が意外と深く、想像していたよりは眠ることができた」と乗車の感想を伝えた。
彼は「私は眠っていて見逃したが、岐阜羽島駅停車中には営業開始前に本線の安全を点検する『確認車』が走る様子を窓の外から見ることができたという」と伝えた。
午前5時30分ごろ、再びドアが開いた。夜を列車で過ごした乗客たちに、約30分間ホームへ出る時間が与えられた。
朝の光が入り始めた向かい側の0番ホームでは、岐阜羽島駅を出発するこだま800号が、屋根上の集電装置であるパンタグラフを上げるなど、一日の運行を準備していた。パンタグラフは上方の架線に接触して電力供給を受ける装置だ。
岐阜羽島で6時間半止まった理由
ルミエールエクスプレスが一夜を過ごす駅として岐阜羽島が選ばれた背景には、新幹線特有の運行制限がある。日本の新幹線は騒音被害防止のため、運行障害など例外的な場合を除き、午前0時から午前6時まで営業列車を運行できない。
岐阜羽島より手前で長時間停車すると、翌日の新大阪到着時間が遅くなる。反対に、さらに西へ移動すると、既存ののぞみ549号の時刻表を活用する過程で午前0時を超えて運行する可能性が生じる。
午前6時になったからといって、すぐに出発することもできなかった。夜間の線路補修作業を終えた後、安全を確認する時間が必要だからだ。午前6時ちょうどの出発で編成すると十分な確認時間を確保しにくいため、出発を約20分遅らせた。
列車は午前6時20分ごろ、駅職員たちに見送られながら岐阜羽島駅を出発した。京都を経て午前6時59分、予定どおり新大阪駅22番ホームに到着した。
一晩乗ったが「夜行列車」ではない
形だけ見れば夜に移動する夜行列車に似ているが、JR東海はルミエールエクスプレスを夜行列車とは呼ばない。
JR東海は午前1時〜4時の間に運行する列車を夜行列車と定義している。ルミエールエクスプレスはこの時間中ずっと岐阜羽島駅に停車しているため、夜行列車には該当しない。
JR東海新幹線鉄道事業本部の小川晴久運輸営業部担当部長は鉄道コムに「午前0時から午前6時まではずっと岐阜羽島駅に停車する」とし、「真夜中に列車が移動するわけではないため、夜行列車とは呼ばない方がよいと考えた」と説明した。
出発後、到着までの間に日付が変わり、列車番号も変わった。東京駅から岐阜羽島駅までは「9737A」だったが、岐阜羽島以降は「9739A」になった。列車番号は日付をまたいで使用できないためだ。
東京〜新大阪基準の商品価格は、普通車指定席1万5000円、約13万4000ウォン、特室にあたるグリーン車2万円、約17万8000ウォンだった。
同日の一般新幹線は、繁忙期運賃基準で普通車指定席1万4920円、グリーン車1万9770円だった。事実上、一般列車とほぼ同じ価格だ。乗客の立場では、新幹線料金だけで夜の移動と宿泊を同時に解決できるわけだ。
今回の運行は試験的性格の特別編成だった。小川部長は「販売が良い反応を見せた分、2回目の運行も前向きに検討したい」と話した。
引用元記事:https://n.news.naver.com/article/005/0001866115?ntype=RANKING





