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韓国人「軍医もAEDもなかった」30度の猛暑、山中で倒れた予備役兵が死亡…軍の対応に批判殺到
去る1月、韓国にこれまでにない新しい部隊が発足しました。隊員から指揮官まで全員予備役で構成された陸軍「完全予備役大隊」です。人口減少時代に合わせ、有事の際に即座に投入できる精鋭戦力を確保しようとする軍の新たな実験です。彼らは先月12日、京畿道抱川の山中で2泊3日の日程で初の動員訓練に臨みました。現役兵と予備役兵が合同で実戦防御態勢を熟達する大規模訓練でした。
■ 全員予備役の初の試み、陸軍「完全予備役大隊」…20代予備役兵が「心停止で死亡」
ところが、訓練2日目の去る13日午後7時頃、20代の予備役兵A氏が突然意識を失って倒れました。夕食を終えた後、訓練場へ移動する途中で心停止に至ったのです。事故当日の昼間の気温は30度近くに達していました。隊員たちは急な坂道を上り下りしながら高強度の野外訓練をこなした状態でした。現場にいた幹部たちが直ちに心肺蘇生術を実施し、通報を受けた119救急隊は事故発生約12分後に現場に到着し、A氏を救助しました。しかし、A氏が病院に到着したのは事故発生から50分後で、結局意識を取り戻すことなく息を引き取りました。
■ 軍医も衛生兵もいなかった…「医療要員を現場に配置すべき」
通常、大規模な動員訓練には軍医や衛生兵のような軍の専門医療人材が現場に同行します。しかし、事故当時、現場には彼らが一人もいませんでした。自動体外式除細動器(AED)や救急車のような必須の応急装備も備えられていませんでした。当時、部隊独自の医療チームは、訓練場から車で10分以上離れた5~8km先の拠点に留まっていました。事故現場と軍の医療人材との距離が非常に大きかったのです。結局、当該部隊は拠点医療チームを呼ぶ代わりに119に通報しなければなりませんでした。予備役兵を現役レベルの精鋭戦力に育てると言いながらも、安全にはおろそかだったという指摘が出ています。専門家たちは、夜間や大規模訓練の場合、指揮官の判断により医療要員を現場に配置するのが原則だと指摘しています。チェ・ギイル/祥明大学軍事学科教授は「射撃訓練、夜間訓練やそのような大規模訓練の場合、指揮官が判断して関連医療要員を配置することになっています」と述べています。
■ 「施設劣悪、訓練ずさん」…「完全予備役大隊」訓練の評価は?
KBS取材陣が単独で入手した当時の訓練参加予備役兵62人のアンケート調査結果は、このような現場のずさんさを如実に示しています。KBSが入手したアンケート調査結果によると、回答者のうち17人が訓練計画と内容がずさんだったと答えました。高強度訓練の過程で現場統制が適切に行われず、結果的に今回の死亡事故のような決定的な安全の穴につながったという指摘です。宿泊施設などの便宜施設が劣悪だったという回答も15件に達しました。実際、隊員たちは取材陣に対し、不十分な統制と劣悪な環境が事故の危険を高めたと語りました。この他にも、包括的に訓練の全てが不十分だったという回答は30件でした。初の試験運用に臨んだ陸軍完全予備役大隊は、隊員たちにとって安全でも体系的でもない現場として残りました。
■ 陸軍「問題なかった」vs 軍人権センター「システム点検すべき」
陸軍側は事故後、原因調査とともに遺族支援に最善を尽くしていると明らかにしました。隊員たちが指摘した不備事項については、施設と支援体制など全般を検討し、後続措置を取ると強調しました。しかし、現場の対処と訓練準備には問題がなかったという立場です。医療支援体制の中で訓練が進行され、事故直後、軍の医療陣と遠隔で連携し、心肺蘇生術と119通報など必要な措置を直ちに取ったと説明しています。急いで大隊を創設したため準備がずさんだったという疑惑についても、陸軍は去る4月から旅団計画に従って定められた日程通りに徹底的に準備してきた訓練だと線を引きました。しかし、軍人権センター側は、根本的な死因究明とシステム点検が必要だと述べています。国防の義務のために動員された若者の事故であるだけに、明確な死亡診断名から透明に公開するよう求めています。特に、常時健康管理を受けている現役兵とは異なり、日常生活を送っていて突然招集される予備役兵の構造的違いを考慮しない高強度訓練は危険だと指摘しました。人権センターは、実質的な安全対策が証明されるまで改編された動員訓練を暫定的に中断し、プロセス全般を再点検すべきだと促しました。イム・テフン/軍人権センター所長は「予備役兵は日常生活を送っていて突然招集される人材です。普段の疲労度や基礎疾患の有無を軍が知らない状態で、通常の基準だけを適用して高強度訓練を行うことは危険性が高いです。今回の事故は、訓練プロセス自体の欠陥を振り返るべき信号とでも言えます。明確な原因究明と実質的な安全対策など、システム全般を再点検すべきです」と述べています。
■ 少し離れただけなのに…家に帰れなかった若者
社会生活をしていた若者たちが招集される予備役訓練場でこのような死亡事故が発生したのは非常に異例です。KBSの報道で事故のニュースが知らされた後、関連記事には軍当局の安全の空白を指摘し、故人の冥福を祈る市民の声が相次ぎました。数多くの追悼世論とコメントが指し示す本質は一つです。国家の呼びかけに応じて訓練場に向かった若者が、冷たい遺体となって帰ってきてはならないという常識です。訓練場の床で止まった若者の命は、単なる事故一件ではありません。誰かにとっては世界の全てである大切な家族でした。国のために動員された若者たちが安全に訓練を終えて再び日常に戻れるようにすべきです。軍当局の実質的な安全対策の策定が必要な時です。
引用元記事:https://n.news.naver.com/article/056/0012187030
