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「一緒に座りたくない」大韓航空・アシアナの操縦士たち、激しい“序列戦争”
操縦士の間で「年功序列(Seniority)」は、真っ先に挙げられるほど重要なものとされている。単に先輩・後輩を分ける基準を超え、機長への昇格順、飛行路線の割り当て、賃金など、すべてが序列によって決まるためだ。大韓航空とアシアナ航空が統合航空会社の発足を約6カ月後に控える中、この「見えない階級章」が組織内の新たな火種として浮上している様子だ。
13日、航空業界によると、対立に火をつけたのは、チェ・ドソン・アシアナ航空操縦士労組(APU)委員長が「アシアナで落ちた人が大韓航空に行った」という趣旨の発言をしたことが知られたためだ。この主張の背景には、両社の操縦士の「入社ハードル」の違いがある。大韓航空は副操縦士(民間出身基準)として入社する際、1000時間以上の飛行経験を求めるが、アシアナ航空は300時間で可能だ。
チェ委員長は7日、労組ホームページの掲示板で、自社出身の操縦士について「我々の中の誰かは、大韓航空の民間出身者たちよりも、300時間だけ満たせばいいほど能力が優れていたため、アシアナ航空に先に入社した」とし、「大韓航空の副操縦士が入社前にプロペラ機(小型機)で700時間飛行している間、アシアナの副操縦士たちは入社して700時間以上の民間航空会社での経験を積んだ」と強調した。アシアナの操縦士たちが先に入社し、実際のジェット機(大型機)を操縦しながら実戦能力をさらに積んだという意味だ。
大韓航空操縦士労組(KAPU)は強硬対応に乗り出した。入社するためには1000時間が必要なだけに、熟練度を十分に高めた経験者の操縦士たちが入ってくるため、むしろ同じ年次であっても飛行技術はさらに優れていると反論したのだ。KAPUは「虚偽事実の流布、名誉毀損、侮辱などの行為について、すべての証拠資料の収集を完了した。民事・刑事上の責任を最後まで問う」とし、法的対応を予告した。
問題は、こうした双方の感情的な対立が、実際に序列を統合する行政手続きと結びつき、「構造的な難題」になったという点だ。入社経路や会社ごとの慣行があまりにも異なるため、会社側がどのような基準を出しても、誰かは被害を受けかねない「ゼロサムゲーム」の様相がはっきりしてきている。
最大の火種は、軍経歴を持つ操縦士の年功序列基準だ。当初、大韓航空側は「入社日」基準での統合を提案したが、アシアナには除隊前から入社扱いにする慣行があり、大韓航空の軍出身者たちが序列で押し出される結果を招いた。これを受け、会社側が「除隊日」を基準にする代案を提示すると、今度はアシアナの軍出身操縦士が、似た時期に入社した大韓航空の民間経験者の序列を追い越す「逆転現象」が発生した。
操縦士たちにとって序列は、すなわち「機長昇格」の順番だ。わずかな差で順番が一つ下がっただけでも、機長バッジをつける時期が数年後にずれ込む可能性がある。大韓航空関係者は「1年に機長へ昇格できる人数は120〜144人程度」とし、「我々だけでも来年昇格に入る期数が154人、その次の期数が174人なのに、ここにアシアナの操縦士70〜80人まで割り込むことになった」と話した。双方は「同じコックピット(操縦席)に座るのも嫌だ」という極端な発言が出るほど、溝が深まっている状態だ。
大韓航空労組はストライキの可能性も開いている。これまで会社側に「労使合意を経て、両社の勤続序列制度を再定立しよう」と求めてきたが、これを拒否されたため、先月争議行為の賛否投票を行い、約80%の賛成で可決した。ただし、実際にストライキが行われるまでには踏むべき過程が多い。航空運輸業は必須公益事業に指定されており、ストライキ期間中も一定水準の運航率(国際線基準80%)を維持しなければならない。労組は来週、地方労働委員会で「必須維持業務協定」改定のための調整手続きに入る予定だ。
引用元記事:https://n.news.naver.com/article/025/0003523152?ntype=RANKING

