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「不正選挙の痕跡は見つからなかった」…選管、尹大統領の談話に反論
「北朝鮮のハッキングの痕跡は見つからず…押収捜索を拒む理由もない」
尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が12日の国民向け談話で選挙管理委員会のシステム点検を戒厳令発動の理由に挙げたことについて、中央選挙管理委員会(選管)は「不正選挙の痕跡は見つからなかった」と反論しました。中央選管のキム・ヨンビン事務総長は13日、国会行政安全委員会の「非常戒厳事態」に関する質疑で、尹大統領の前日の国民向け談話について「選管の立場からすると到底理解できない」と述べ、「私たちも困惑している」と答えました。
また、尹大統領が談話で「昨年後半、選管を含む憲法機関や政府機関に北朝鮮のハッキング攻撃があった」と述べたことに対して、「国家情報院の調査結果、ハッキングの痕跡は見つからなかった」と反論しました。
さらに、尹大統領が「選管は憲法機関であり、司法関係者が委員を務めているため、令状による押収捜索や強制捜査は事実上不可能だ」と述べたことについても、「法的には押収捜索にも応じており、拒否する理由もない」とし、「過去の採用不正事件でも押収捜索が行われた」と説明しました。
また、尹大統領が「国家情報院の職員がハッカーとしてハッキングを試みた結果、データ操作が可能だった」と述べたことについて、「私たちがセキュリティレベルを一部下げた状態で(国情院と)模擬ハッキング実験を行ったもの」と強調しました。
一方、野党議員から不正選挙疑惑に関連した偽ニュースへの積極的な対応を求められると、キム事務総長は「選管のサーバーには国家機密が含まれており、セキュリティを維持しなければならないが、問題が繰り返し提起されているため、国民にどう説明すべきか議論中だ」と述べました。
共に民主党は尹大統領が不正選挙疑惑に陥り、戒厳軍を選管に投入したとして批判を続けました。
民主党所属のシン・ジョンフン行政安全委員長は「尹大統領の誇大妄想と一部の人々の扇動によって、憲法機関である選管が戒厳軍に踏みにじられたことは本当に恥ずかしく、痛ましい」と批判しました。
同党のキム・ソンフェ議員も「尹大統領が不正選挙妄信に陥り、非常戒厳時に選管に戒厳軍を送った」と非難しました。
一方、与党所属の行政安全委員会議員らは、野党が一方的に質疑を開いたとして会議には出席しませんでした。
引用元記事:https://n.news.naver.com/article/057/0001860335