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戦争で20兆ウォン稼いだ北朝鮮…「平壌、シャネル・オメガなど高級品に夢中」
ウクライナへの派兵や北朝鮮とロシアの接近などによって大規模な資金と物資が流入し、北朝鮮が前例のない経済的好況を享受している。しかし、こうした好況が根本的な経済変化につながるには限界があるとの分析だ。
英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は21日(現地時間)、北朝鮮で大規模な建設ブームが起こり、高級品など高価格帯の消費財の消費も活発になっていると報じた。
報道によると、平壌市内には高層マンション団地が建ち並び、大城百貨店では中国を通じて並行輸入されたスイスの時計ブランド「オメガ」、フランスの高級ブランド「シャネル」などが販売されている。複合ショッピングセンター「柳京金光商業中心」ではIKEAの店舗も確認された。ただし、IKEAが北朝鮮へ正式進出したわけではない。
500ドル(約70万ウォン)相当のスマートフォンも販売されている。アプリを使ったタクシー配車も可能になり、QRコード決済機能を備えた携帯電話も流通している。過去にも特権層を中心にぜいたく品は流通していたが、最近2年間では建設、自動車、商業・レジャー施設などへ範囲が広がっている。
米スティムソン・センターのレイチェル・ミニョン・リー研究委員は、「高層建築物や車両が増え、街も明るくなるなど、平壌は目に見えて豊かになり、消費中心の都市へと変化した」と評価した。
ウクライナ戦争以降に強固になった北朝鮮とロシアの協力関係が、こうした変化の背景にあるとされる。
国家安保戦略研究院(INSS)によると、北朝鮮は2023年8月から昨年末まで、ロシアに兵力と軍需品を提供した対価として77億ドル(約10兆7000億ウォン)から144億ドル(約20兆ウォン)を稼いだと推定されている。
韓国銀行が推計した昨年の北朝鮮の実質国内総生産(GDP)も38兆2640億ウォンで、前年より3.5%増加した。中国との貿易も回復している。今年1~5月、北朝鮮の中国向け輸出額は前年同期比68%増加した。
暗号資産の窃取による外貨獲得も続いている。TRM Labsによると、今年上半期に北朝鮮関連ハッカーが盗み取った暗号資産だけで6億4300万ドル(約9000億ウォン)に達すると推定される。
ただしFTは、「こうした好況が北朝鮮住民全体の生活水準向上や長期的な経済成長につながるには限界がある」とみている。
平壌以外の地域まで好況を享受していると断定するのは難しく、民間経済活動に対する国家統制も依然として維持されているためだ。
ロシアから得た莫大な利益を生産的に活用できるかどうかも不透明だ。
世宗研究所の北朝鮮経済専門家ピーター・ウォード研究員は、「最近の北朝鮮の状況は、経済全体が均等に成長する好況というより、指導部が重視する大規模開発事業へ資源が集中する『プロジェクト・ブーム』に近い。北朝鮮の性格上、状況が良い時に将来へ備えることはないだろう」と見通した。
引用元記事:https://n.news.naver.com/article/008/0005403333?ntype=RANKING
