日本の福島原子力発電所から放流される放射性汚染水が国内海域にどのように流入するかを分析した政府レベルの模擬実験(シミュレーション)の結果が早ければ来月にも発表される。 汚染水処理方案発表以後2年近く手をこまねいていたが、放流を数ヶ月後に控えた時点で公式評価を出すのだ。 汚染水の放流阻止案として挙げられた国際裁判所提訴は進展していない。 微温対処、遅い対応というレッテルが貼られる。
●放流目前にして汚染水の流入シミュレーション
26日、政府によると、各省庁で構成された汎政府タスクフォース(TF)は、福島原発の汚染水が海流に沿ってどのように拡散するかを分析したシミュレーション結果を早ければ2月に発表する計画だ。 政府関係者は「政務的判断なしに分析結果をそのまま国民に知らせる方針」とし「2月を越えない方向に発表時期を検討している」と話した。 シミュレーションは海洋水産部傘下の韓国海洋科学技術院と科学技術情報通信部の下で韓国原子力研究院が進行中だ。
政府が直接検証に乗り出したのは、日本の福島汚染水放流計画発表以後、汚染水の国内流入·影響を巡り学界の意見が交錯したためだ。 しかし、汚染水の放流をわずか半年後に控え、急いでシミュレーション高度化作業に着手(昨年9~10月)したという点で、「遅い対応」という批判は避けられない。 最近、日本政府は汚染水の放流時期を今年4月から今年の春や夏に延期した。
ソ·ギュンリョルソウル大学原子核工学科教授は「政府が汚染水放流決定に対する反対立場を何度も出したが、いざ汚染水放流を阻止したり日本を圧迫する根拠を用意しようとする努力は足りなかった」と指摘した。 日本政府が福島汚染水の海洋放流合理化のために米国と国際原子力機関(IAEA)を「友軍」として確保したのとは対照的だ。
国際法上の対応も必要不可欠
外交的に敏感な事案であることを考慮しても、政府の国際法対応も同様に足踏み状態だ。 日本政府の福島汚染水放流計画発表(2021年4月13日)直後、大統領の国際訴訟積極検討指示(14日)に続き、「あらゆる手段·方法で対応策を講じる」(16日·外交部)という豪語壮語が色あせるほどだ。 ジャン·マリー·グリーンピース·キャンペナーは「良く言えば秤にかけ、悪く言えば何もしなかった」と批判した。 これに対して外交部関係者は「国際法上の対応タイミングを逃したとは見ていない」と話した。
韓国が訴訟を起こせば仲裁裁判所で扱われるが、裁判所構成まで6ヶ月以上かかる。 このため、政府は提訴後、裁判所が常にいる国際海洋法裁判所に暫定措置を申請する案も検討している。 暫定措置は仲裁裁判所の最終判決前まで日本が汚染水を排出できないようにしてほしいという一種の仮処分要請だ。
済州大法学専門大学院のチェ·ジヒョン教授は「公共財である海洋に放射性汚染水を投機するという事案であるだけに、韓国に有利な暫定措置が出てくる可能性が高い」として「訴訟提起で国際的世論も大きく喚起され、日本政府を圧迫する効果があるだろう」と話した。
しかし、最初のボタンから間違って通す可能性も排除できない。 韓国海洋科学技術院海洋法政策研究所のヤン·ヒチョル所長は「放流禁止より、放流前の情報共有·協力水準の暫定措置が出てくる可能性がある」と話した。 これに先立って2001年アイルランドが英国の工場稼動を控えてここから出たモックス(MOX)で海洋汚染が憂慮されると暫定措置を要請したが、国際海洋法裁判所は工場稼動中止の代わりに両国に海洋汚染防止協力を強化せよと判決した。 モックスは使用済み核燃料から抽出したプルトニウム·ウラン合成物質だ。
提訴当事国に被害立証責任があるだけに徹底した本案準備と共に外交的解決方案を模索しなければならないという意見も出ている。 国家安保戦略研究院のチョ·ウンジョン研究委員は「福島汚染水の放流は韓日問題ではなく国際問題」とし「色々な利害当事国が参加する多国間主義の枠組みで交渉していくのも方法」と話した。
引用元記事:https://is.gd/sfm1YS
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