政府の日本福島汚染水視察団が名簿を公開せずに視察を開始したのに続き、マスコミへの露出も避けているという現地取材記者の批判が出ている。一方、今回の視察をきっかけに汚染水放流の名分を築こうとする日本政府は、視察団の訪問を歓迎する雰囲気が強い。
仁川空港ブリーフィング」告知後、視察団員が金浦空港で出国
24日、福島視察団の取材陣の報道などを総合すると、視察団は日本出発前日の20日夕方、記者団に「出発直前に仁川空港でブリーフィングを行う」と時間と場所を公開した。 しかし、出発当日(21日)、空港には視察団長のユ・グクヒ原子力安全委員長だけが姿を見せた。 日本で視察団を取材中のシン・スアMBC記者は24日、MBCラジオ「キム・ジョンベの視線集中」との電話取材で「(ユ・グクヒ)団長は仁川・成田空港で(日本に)入国し、団員たちは金浦・羽田空港で入国した」とし、「取材陣に飛行便を知らせなかったため、韓国で尾行した記者、日本空港で待っていた東京特派員など、すべての記者が団員の顔を全く見なかった」と話した。
政府は先月7日、ソウルで開かれた日韓首脳会談で汚染水視察団の派遣に合意し、ユ・グクヒ委員長を団長として計21人の視察団を編成した。視察団員20人は韓国原子力安全技術院(KINS)の原子力・放射線専門家19人、韓国海洋科学技術院(KIOST)の海洋環境放射能専門家1人だが、名簿を公開せず批判が起きた。視察団の派遣自体が日本の汚染水排出に免罪符を与える可能性がある状況で、検証主体すら明らかにしないのであれば、国民が調査結果を信頼できるのかというものだった。しかも、日本の反対で民間の専門家も同行できず、結果の信頼性に疑問が残る中、マスコミの取材まで排除したのだ。
「取材陣・視察団5分間の追跡戦」...政府、視察団の後ろ姿のみ公開
取材陣の追い越しは日本現地でも続いた。視察団の最初の日程があった22日午後、外務省の技術会議に先立ち、記者たちは外務省の建物の入り口で視察団を待っていた。視察団を乗せた大型バスが外務省の正門に到着し、取材陣がバスに近づくと、バスは停車と移動を繰り返し、外務省のフェンスの外側を5分以上回った。現場を取材したシン・スア記者は「走るバスに沿って日本の記者も走り、韓国の記者も走った」と伝え、KBSのチ・ジョンイク記者は「記者たちと一進一退の追いかけっこをした後、バスが外務省の中に入った」と報じた。シン・スア記者は「しかし、昨日(23日)原発に入る時は別のバスに乗って来た」と話した。出国から現地視察まで、まるで「007作戦」を繰り広げるかのようにメディア露出を避けているのだ。
このようなメディア露出回避について、ユ団長は「現場視察に集中できるようにするため」と説明した。外交部はその後、22日に日本外務省、東京電力関係者と技術会議をする視察団の後ろ姿が写った写真だけをマスコミに公開した。
視察団を歓迎する日本..."水産物もお願いしたい"
一方、日本政府は韓国の福島視察を歓迎する雰囲気だ。 23日の共同通信によると、ある日本政府関係者は視察団に対して「(汚染水海洋)放流設備工事は順調に進んでおり、最後の障壁は国内外の理解を得ること」とし、「政府内では今回の視察が大きな進展につながるという期待が大きい」と歓迎の意を示した。汚染水放流に対する近隣諸国の否定的な立場に負担を感じていた日本政府は、今回の視察をきっかけに韓国内の否定的な空気が変わることを期待している。
さらに、水産物の輸入を再開してほしいという言及まで出た。23日、NHKによると、野村哲郎農林水産大臣はこの日の閣議後の記者会見で「韓国は福島と宮城など8つの県・広域自治体すべての水産物の輸入を禁止している」とし、「今回の視察は処理水(福島汚染水)の調査が中心だと聞いているが、それに加えて輸入制限解除についてもお願いしたい」と述べた。これは、韓国視察団が汚染水の安全性を認めれば、福島産農水産物の輸入再開を要求するという意思を露骨に示したという解釈が出ている。
23、24日に福島第1原発を訪問して現場を点検した視察団は25日、点検結果を基に深層技術会議と質疑応答を行った後、26日に帰国する
引用元記事:ttps://is.gd/LDHNpa
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以下韓国の反応
以下ネイバーからの反応です。
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