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パトロール所に6人いたのに単独で出動…干潟で高齢者を救助して殉職した海警官、なぜ
干潟に取り残された70代を救助し殉職した海洋警察官が、単独で現場に出動したことについて遺族が「不十分な対応だ」と反発している。
12日、海洋警察などによると、前日殉職した仁川海洋警察署 永興(ヨンフン)派出所所属の故イ・ジェソク警曹の遺族は弔問に訪れた海警の幹部らに対し「なぜジェソクが一人で現場に出動したのかなど、死亡に至る経緯を明らかにしてほしい」と求めた。
海警の救助任務実施規定には「2人1組で行動する」といった文言はない。しかし、派出所および出張所の運用規則には「巡察車搭乗の場合、やむを得ない場合を除き原則として2名以上が搭乗する」との記載がある。 当時、イ警曹は中国籍70代男性A氏が孤立しているとの通報を受け、単独で巡察車に乗り現場に向かったと確認されている。派出所の勤務者は計6人で、そのうち4人は休憩時間中だったという。海警関係者は「イ警曹が単独で出動した経緯などを調査している」と述べた。
通報は12日午前2時7分ごろ、沿岸をドローンで巡回していたドローン業者が干潟に座っている人物の姿を映像で確認し知らせたことによる。午前3時ごろ、足を負傷したA氏を発見したイ警曹が自身の救命胴衣と手袋をA氏に渡す様子などがドローン撮影映像に収められていた。水位が腰まで上がると、ドローン業者は午前3時9分ごろ派出所へ支援人員を要請した。永興派出所の職員らはただちに現場へ向かったが、午前3時30分にイ警曹との連絡が途絶えた。
A氏は午前4時20分ごろ海警の航空機によって救助されたが、イ警曹は午前9時41分ごろ、仁川市甕津郡永興面 花島から1.4km離れた海上で心停止状態で発見された。海警関係者は「告別式後、外部専門家等で構成する真相調査団を編成し事故原因と再発防止対策を策定する予定だ」と述べた。
イ警曹の遺族を訪れたカン・フンシク大統領府秘書室長も、遺族の「殉職過程の真相を明らかにしてほしい」との要求に対し「外部助言団を通じても真相を確認するようにする。海洋警察庁長官にも一点の疑いもない調査を指示した」と述べた。
同日、イ・ジェミョン大統領はイ警曹に大韓民国玉條勤勲章(옥조근조훈장)を追贈した。海警も前日に昇進審査委員会を開き、警曹から警佐への1階級特進を決めた。
引用元記事:https://n.news.naver.com/article/025/0003468739?ntype=RANKING

