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「階級降格まで?…軍人なのか、民間人なのか」…兵士の携帯電話使用による懲戒が急増
兵士の勤務時間外の携帯電話使用は実施されているものの、使用規則違反による懲戒が急増しており、軍の安全保障体制に深刻な問題が提起されている。さらには、携帯電話の使用によって階級が降格される事例まで増えており、事態の深刻さが指摘されている。
8日、国会国防委員会の黄煕(ファン・ヒ)議員(共に民主党)が国防部から提出を受けた資料によると、2020年から2024年までに軍で発生した携帯電話使用違反による懲戒は合計4万7357件に上った。昨年の懲戒件数は1万55件で、2020年(8797件)に比べ1258件も増加した。その後も2021年9279件、2022年9008件、2023年1万218件と、毎年懲戒処分が増えている。
違反の種類別では、使用規則違反が3万3324件で全体の70.4%を占めた。次いで、保安規定違反が1万1782件(24.9%)、サイバー賭博1612件(3.4%)、他人の権利侵害174件(0.4%)の順だった。
特に、敵対行為のような重大な保安事故も7件発生した。懲戒処分の中で降格のような重い処分も急増している。「降格」は2020年の52件から2021年86件、2022年67件、2023年109件、2024年184件と、5年間で3.5倍に増加した。軍紀教育も2020年の610件から昨年は839件に増えた。
減俸処分も2020年の66件から2024年には758件と急増した。
軍別で見ると、空軍は2020年の799件から2024年には1568件と約96%増え、最も高い増加率を示した。海軍・海兵隊も2020年の1226件から2024年1715件へと約40%増加し、陸軍は5年間で6700件前後を維持した。
国防部は2018年4月、国防部直属の4個部隊を対象に試験運用を経て、2020年7月から勤務時間後の兵士の携帯電話使用政策を実施している。現行の軍人権関連指針では、兵士の携帯電話使用は原則として保障されているが、「軍事機密の流出」「不適切な撮影・拡散」「違法賭博・金銭取引」「軍の秩序を乱す行為」などについては使用を禁止している。
黄煕議員は「兵士の携帯電話使用規定違反が繰り返され、違法賭博や性犯罪などの犯罪関与、軍事機密の流出といった重い懲戒事例が増えているのは軍の規律を揺るがす深刻な問題だ」と述べ、「事前の予防教育を強化し、部隊ごとの管理・監督体制を補完するなど、制度的な補強策を早急に講じる必要がある」と語った。
引用元記事:https://n.news.naver.com/article/021/0002741399?ntype=RANKING
