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「極限の渋滞」を招いた西部幹線道路の平面化…ソウル市、結局一時中断
ソウル市が「極限の渋滞」を引き起こした西部幹線道路の一般道路化事業を一時中断することを決めた。
ソウル市は自動車専用道路である西部幹線道路を一般道路に転換する代わりに、既存道路を拡張する方向で事業を全面修正すると8日に発表した。道路で分断された地域は歩道橋やデッキ型公園などでつなぐ案も検討することにした。
1988年に開通した西部幹線道路は永登浦区・聖山大橋南端から衿川区・衿川ICまで10.6kmを結ぶ往復4~6車線の道路だ。ソウル南西部の主要道路だが「慢性的渋滞道路」と呼ばれる。陽川区・木洞など人口密集地域を通過し、加山デジタル団地など職場の集中地域に向かう車が入り混じるためだ。通行量は1日平均約10万8000台に達する。迂回道路となるべきソウル光明高速道路は現在も工事中だ。
そうした状況にもかかわらず、今年6月から西部幹線道路を信号機と横断歩道を設置した一般道路に変える事業が始まった。2013年に企画されたこの事業は、西部幹線道路によって分断された地域を再びつなぐという構想だった。しかし平面化工事のため五木橋(東側)の地下車道(聖山大橋→日直方向)の通行をまず中断すると、「極限の渋滞」を招いた。
ソウル市には苦情が相次ぎ、先月29日には呉世勲ソウル市長を狙った脅迫文まで投稿され警察が捜査に着手する事態となった。結局、事業は全面修正された。ソウル市関係者は「当初は歩行者に優しく緑地を増やす目的で始めたが、現状の交通事情には合わないと判断した」と述べた。
市は慢性的渋滞を緩和するため中央分離帯を撤去して1車線を増やす計画だ。確保した車線は通勤時間帯の交通量に応じて可変車線として活用される。また、設置予定だった信号機と交差点は全面保留とする。特に現在進行中の五木橋交差点の平面化工事は即時中止し、「地下車道を復旧させて道路本来の機能を回復する」と説明した。復旧工事は来月の秋夕(チュソク)前までに完了する予定だ。
ソウル市は長期的には、西部幹線道路によって分断された生活圏をつなぐため、歩道橋の設置や道路上部を活用したデッキ型公園の造成などを推進する方針だ。ただし、代替道路であるソウル光明高速道路が開通し交通量が分散された後、改めて西部幹線道路の一般道路化を検討する。ハン・ビョンヨン災難安全室長は「道路利用者と周辺住民双方の利便を高める政策を段階的に推進する」と述べた。
引用元記事:https://n.news.naver.com/article/025/0003467460?ntype=RANKING
(※「チッ」は韓国語で舌打ちの音を表す擬音語。軽蔑や苛立ちを示すときに用いられる)

