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金正恩の娘に手を触れた場面がそのまま放送…北朝鮮体制のタブー論争
ジュエへの身体接触場面、なぜ問題になるのか
専門家「事後の映像検閲がカギ」
北朝鮮の金正恩・国務委員長の娘ジュエの身体に、軍の首脳部が直接触れる場面が国営放送でそのまま流れ、北朝鮮権力内部の緊張感が改めて注目されている。
対北情報の専門メディア「デイリーNKジャパン」のコ・ヨンギ編集長は25日、「北朝鮮体制の特性上、決して軽く流せる場面ではない」とし、「公式映像の検閲過程で問題として拡大する可能性がある」と分析した。
問題となった場面は、金正恩委員長が5日に「海外軍事作戦戦闘偉勲記念館」の建設現場を視察したという報道映像の中で捉えられた。映像には、金正恩が土を掘る作業をしている間、娘の金ジュエが後方に立っている様子が映っていた。
このとき、ノ・グァンチョル国防相が近づき、ジュエの背中のあたりを2回ほど軽く叩いて前に出るよう促すかのような動きを見せた。直後にリ・ソルジュ夫人や周囲の人物が制止するような姿が捉えられ、次の場面ではジュエが金正恩の前へ移動し、土掘りに加わった。該当場面は別途編集されることなく、そのまま放送された。
今回の視察は、一部幹部の家族が労働動員を避けているとの報告に激怒した金正恩が、「家族まで動員して率先垂範する」というメッセージを強調するために用意した政治的パフォーマンスだと伝えられている。その分、現場では同行した家族までもが積極的に労働に参加する“絵”が重要だった状況だという解釈が出ている。
◆「白頭血統に触れるのはタブー」…事後の映像検閲が変数
専門家らは、北朝鮮体制では最高指導者一族、いわゆる「白頭血統」の身体に、血縁関係のない人物が直接触れる行為自体が極めて異例だと指摘する。意図とは無関係に「不敬」と解釈される余地が大きい、ということだ。
コ編集長は「現場を収拾しようとする突発的対応だった可能性はあるが、結果的には体制のタブーに触れた場面として残った」とし、「北朝鮮では象徴と儀礼が政治に直結する」と評価した。
北朝鮮内部事情を知る情報筋によると、金正恩国務委員長は公式行事の後、記録映像や放送版を繰り返し確認し、幹部たちの態度や姿勢を点検することで知られている。この過程で、些細に見える行動が後から問題化するケースも少なくないという。
コ編集長は「今回の件の焦点は、即時の処分があるかどうかより、党の宣伝・検閲過程でどのような評価を受けるかだ」とし、「映像に残ったという事実そのものが、今後の身の振り方に負担になり得る」と語った。
海外ポータルやコミュニティの反応を見ると、今回の論争は個人のミスにとどまらず、北朝鮮体制の恐怖政治と不安定さを示す事例として受け取られている雰囲気だ。「幹部でさえ安全地帯がない」という評価とともに、公開行動が増えたジュエの将来を懸念する視線も続いた。
最近ジュエの露出が増え、後継者教育だという解釈が出る中、専門家らは、象徴を前面に押し出すほど周辺人物の一挙手一投足が政治的リスクに転じる逆説が強まる可能性があるとみている。今回の場面も、その緊張関係を圧縮して見せた、という評価だ。
引用元記事:https://n.news.naver.com/article/081/0003611494?ntype=RANKING


